3月22日(日)
みずのみばの店主であるかなみさんが内野で野外出店するということでお手伝いへ。
3月21日(土)の17時から29時まで夜学バーを開け、そこから31時の新幹線に乗って新潟に。夜学バーの方は土曜日の夜だというのにそんなにお客さんが来なかったので疲れなかったのが悔しく、眠れなかったので新潟駅から内野駅に行く間は新潟駅構内で買った新潟日報を読んでいた。
34時から39時(41時くらいまでは延長)までの野外出店のお手伝いでコーヒーの豆を挽いたり、お金の受け渡しをしたりしていた。
夜学バーから上野駅に向かう途中のローソンの前で喧嘩してたり刺々しい声が行き交ってて気分悪かったのだけれど、新潟駅から内野駅に向かう途中の電車がのんびりとしていて、内野駅に着いたら静かで助かった。新潟の人は(偏見だけど)声が小さくてゆっくり喋る人が多くて、それも好き。
野外出店の方も新潟にしては珍しく天気が良かったそうで、後半は少し寒かったが前半はポカポカと気持ち良かった。
僕に似た服(全身黒)の子供がお客さんで来て、一緒に吹きゴマをして遊んでたらその子のお母さんに「2人とも服装似てるねえ」って言われた。その子は黒で優しい風味のワンピース。麻っぽくもあった。何となく嬉しい。
10時から15時まで、時間にすると5時間の出店でここまで準備するのかというくらいちゃんと準備していて、そしてその準備がちゃんとどれも良い結果に向かっていた。もし自分だったら、例えばヘナタトゥーでフリマとかイベントで出店することが最近は増えてきたけれど、ここまで準備が出来ていただろうかと考えると全然足元にも及ばない。見習おうと思った。
このホームページを開設したのも新潟に行く直前くらいにみずのみばのホームページがちょうど開設され、自分も作りたい!と思ったのが大きなきっかけ。
夜はペガ荘がたまたま空いているということで遊びに行った。ちょー良かった。
一度行っただけでは全然分からないからまた行きたいと思う。
タトゥーの本も2冊ほど買わせて頂き、若干疲れは出てきていたけれどそれをずっと乗り越えるくらいの空間だった。
3月23日(月)
グッスリと10時間くらい就寝。
内野駅から白山駅にある喫茶店 フラワーロードへ。
入ると年度末なのかお客さんが来なかったそうで、来てくれて良かった〜 と今年で80歳の店主に言われてご飯がどんどん出てきた。
腹ペコだったのでバクバク食べる。
店主は次の日に誕生日を迎えるらしい。
やすらぎ通りを通って新潟駅の方へ。
少し散歩する。医学書専門の本屋だったり、妙にユリイカの過去号が置いてある本屋など、不思議な本屋が色々あった。
そして、「花」へ。椅子の座り心地が良く、新潟日報を読む。
そのまま「六曜館」。ビッグコミックを。
そして漫画ミュージアムへ。よしもとよしともの漫画が置いてあったので読む。
ROSAが面白かったので何往復かする。あの間違って変な場所に入ってしまいそうな感じ。
さらに地下に駐車場があるらしく、そこの入り口までの階段が右から水がピチャピチャ、薄暗くて横幅の短い階段を下っていくので集中力は一気にマックスへ。
駐車場への扉は開いてなかった。
時屋へ。ROSAを出てすぐ近くにあったのと、看板を見て何となく大丈夫そうなお店だと思って。前日のペガ荘で「猫好きで来るお客さんはヤバい人が多い(意訳)」ということを聞いており、時屋に入った途端に猫のグッズに囲まれて緊張してしまった。しかし隣にいらっしゃった紳士や店主と良い場だった。新潟は静かにゆっくりと話す素敵な男が多い!
四ツ目長屋も空いているということで行くことに。運が良い。
中に立っている人がこれからお店を畳み出家するらしく、「男は死刑か教育かもしくは出家」の出家verに初めて遭遇できて嬉しかった。
3月24日(火)
No.2でお昼ご飯を食べる。
歩いて図書館へ行き、本を色々と見る。
最近サボりがちだった夜学バーの日報をやっとこさ書き始め、新潟の地のパワーなのかスラスラと書けた。
15時ごろに図書館を出て、近くにあった面白そーな紅茶屋に行く。
家の一室をお店にしていて、テンションが上がったのだが何となく家が無機質で怖かった。お店に置いてある大きいモニターからずっとBGMで謎の音楽とイルカが泳いでいる映像が流れてたし。これが面白い時もあるんだけど、何となくギクシャクしているというか、違和感を感じるというか…
テーブルの上に置いてあるお菓子の賞味期限も切れてたし。
しかしあの立地と分かりにくい場所、そしてそのような営業形態で何年も続いているらしく何故続けられるのか不思議だった。親の遺産とかかな。
そしてそのお店にいる間に、フラワーロードの店主から前日にふとした会話のはずみで「次の日80歳になるの〜」と言われたことを思い出す。ということは今日が80歳の誕生日ということ。
別にほとんと赤の他人である自分が祝わなくても誰からも何も言われないしそれが普通なのだろうけれど、誕生日は祝わなければいけないという考えが自分の頭からその事が離れなくなってしまった。そして花屋に行くのも好きなので紅茶屋の近所にある花屋へ向かった。
30歳くらいのお兄さんがモクモクとやっているお店で、ボブマーリーのポスターが色々な場所に飾ってあった。ボブマーリーが好きな花屋は存在するらしい。80歳の誕生日の方にお渡しするのですが見繕って頂けますか(見繕って頂けますか、という日本語は声に出して楽しい)、と聞き、黄色を軸にした小さな花束を作って頂いた。
フラワーロードでご飯を17:30くらいに食べ、やすらぎ通りを通って『ブルーグラス処 米山踏切東詰 ギャラリー喫茶』へ。前日に面白そうなお店があると話していたので。
ブルーグラス処というと、グラスの工芸品でも置いてあるのかしらと思う。
大きな看板も出ていなく、店内に灯りがついているのみだったので「これは入ってええのかな」と思いながらそろそろと扉を開ける。
すると靴を脱がないままで入れる炬燵に店主が1人で座ってらっしゃってマンダリンの練習をしていらっしゃった。もしかして閉店していて邪魔してしまったカモと思いながらそろそろと「まだやってますか?」と聞くとニコニコで出迎えてくださった。
楽しくてお店をやっているというのが伝わってきて、そして始めて来た自分のようなお客さんにも開かれていて、とても良かった。
マンダリンで何曲か演奏もして頂いた。
前日に行ったお店のお客さんの1人に駅前楽天地で働かれている方がいらっしゃったので行く。その人がお店に立っているか分からなかったのでまた次回に行くことにし、少し散歩。
火曜の夜ということもあったのかもしれないが全然人がいない。むしろ落ち着く。
すると、看板も出てない、妙に大きな扉(しかも金属製っぽい)のお店を見つける。店名は『ソクラテス』。外から見ると店内に灯りはついてそう。前に青森県の上北町のとあるスナックに入った時、中にスーツの男たちがズラッと並んでいて、後で近くのお店で聞いた話によるとそのスナックがヤクザの会合場所でよく使われているらしいでお馴染みのあのスナックに似た空気を感じた。勇気を出して扉を開ける。
そこまで大きなお店では無いので開けた時にはすべての会話が中断されて店内が静かになっていた。店内には5名。右側には30代くらいのカップルと、左には若い20代くらいの男性と40代くらいの男性、そして中央に50代〜60代くらいの男性が座っていた。
まず、お店にいる全員が座っていて店主が誰かも分からなかったので開けた時に全員に向かって「入っても大丈夫ですか?」と聞く。
開けた瞬間の値踏みされている感覚みたいなのを感じるが、この感覚は嫌いではない。どんなに緊張していてもハッタリかましていくんじゃ。
「入ってみますか?」と真ん中の店主らしき男性に聞かれて、緊張している頭で考えた後「面白そうなので入ってみます」と答えて、というか後ろに友達もいたのでマアとんでもないお店でも笑い話にはなるか、ということで勇気が出て入った。
正直1番の決め手は店主の後ろに置いてあった本棚だった。
店主の後ろに本棚があり、何やら難しそうな本が(全集がたくさん置いてる系)このような本棚があるお店なら入っても大丈夫かもしれないと思った。後から見たら「遊」が何十冊も、恐らく全巻置かれていた。松岡正剛も新潟に来ていた時はこのお店に遊びに来ていたらしい。ちなみに庵野秀明も。
席に座ると前の席には男性が2人座っている。20代の男性と40代の男性。
話しているとその男性二人は親しそうで、しかし20歳の男性は40歳の男性に敬語を使っている。しかし上司と部下という関係でもなさそうだ。
さらに話を聞くと、父と息子の親子で来ていて、父上の方(息子さんがお父さんのことを何故かそう呼んでる)は佐渡の方で旅館を経営しているらしい。
息子さんがとても楽しそうに話すのを、ソッと父上が合いの手を入れたりフォローをいれるという関係性で、話していてとても楽しかった。
一度来ただけではまだまだ分からないことに満ちていて、またあのお店に行ってみたいと強く思う。
自分たちであのお店を見つけられて、入れたのが誇らしく、興奮気味で深夜バスに乗り東京に帰る。アミー号で1日間違えてチケットを取ってしまったのでその差額を払い、とはいえ2900円、間違えた分の手数料で1040円 ( ;ㅿ; )が追加でかかって3940円。
これで東京まで帰れるのは激アツで2席シート、隣に誰も座っていなかったので快適だった。23:40発で新宿に5時ピッタリくらいに着いた。終電くらいの時間にバスが出て、始発の時間に新宿に着くというのが何となく面白い。あと深夜バスに乗っているのほとんど人が自分と同年齢くらいの人だった気がする。

